京都は外国人観光客が多くて大変だとか。
でも中国や韓国をはじめアジアの人たちがなぜそれほどに京都を訪れるのか。
高山を訪れる欧米人も多いらしく、特急ひだは国際列車。
旅館の従業員さんたちも英会話を勉強されているとか。
郡上八幡も外国人観光客が多いようです。 私もだれか外国人が来てくれたら京都、高山、八幡のまちへ連れて行きたいです。
歴史があるということはなぜか安定感というか、安心感がある。『もう一度あの町へ行けたら、ぜひあそこへは行きたい!』 『あの人が来るならあそこへお連れしたい!』という気持ちにさせるスポットがあります。京都や高山はそういう街です。
関市を顧みるとどうなのでしょう。ないものねだりはしても仕方ありませんが、よそから来た人に『もう一度行きたい。』 『一人で行って自分の時間の速さで過ごしたい。」と思わせるスポットはいくらもないように思います。
そういう点で新しい“刃物会館”と『刃物ミュージアム回廊』を建設して関市民のみならず、関市を訪れる観光客に関市の魅力を訴えようとしているのはとてもいいことです。その意味でも現在進行中の発掘調査は丁寧に、広範囲に行って欲しいです。
現地付近、越美南線と関川にはさまれた地域に「鍛冶町」とか「金屋町」などという由緒ある地名が残っています。室町時代の最盛期に300人もの刀匠がいたという関の歴史からすれば、この地域の埋蔵文化財を長期的に調査・保存することが本当の刃物ミュージアム回廊整備といえるように思います。刀剣マニアがひっきりなしに訪れ、日本中の自治体から文化財の活かし方の好例を視察に来るかも。
ローマ時代のスコットランドとイングランドの境界にハドリアヌスの長城と呼ばれる石の壁が延々と続いています。日本で言えばかの卑弥呼の時代に、「ローマ帝国の拡張もこれが限界」という感じで積まれた石の壁が地の果てまで続いています。もしまた恵子さんとスコットランドへ行けるなら、もう一度あの壁の近くでウーキングしてみたいです。
ローマ人はとにかく「まっすぐ」が好きな人たちだったようで、この壁も道路も真直ぐに造りました。林望さんのイギリス本を全部読んで訪ねたうちの1つです。
ドイツ人やイタリア人の団体客や家族連れがそれぞれの過ごし方をしていました。
殆ど分からないのですが、しっかりした案内プレートが立てられていて観光客の興味に応えていました。1900年前のローマ軍の駐屯地跡が残されていました。