昨日は誰もいなかった古町遺跡の発掘現場(刃物会館そば)へ行ってみると発掘が行われていました。2、3人の文化財保護センターの発掘担当者とその指示で働くアルバイトと思しき方々が黙々と表土を掻き削ってみえました。

丸い石、何かでこすられて凹んだ石、ピシッとひびが入った石。焼けた土、木炭のカスで黒ずんだ土、鉄の屑で赤くなった土、何かを縁取るような曲線状の赤土の帯、赤土を突き固めた大皿状の地面などが見えています。

現在までの1300点に及ぶ出土品は旧武芸川町の役場にある文化財保護センターに持っていかれているそうです。
新しい刃物会館・刃物ミュージアム回廊の建設予定地に、刀鍛冶から始まった関市の刃物産業の繁栄の発祥地があったかもしれない。関市の公式な文書でも特定できない300人もの刀匠の活躍の場がここだったのかもしれない。ものすごい感動を覚えますね。
12月27日までとされる期限内に、今まで未解明のままだった関の刀鍛冶について画期的な発見があることを願います。また期限内に見つけられないとしても、発見・解明の予感があれば期限を延長してでも継続すべき調査だと感じました。
今朝の中日新聞に載っていました。