朝9時にトラクター車庫に行き、ずっと一緒に農作業を担当してきた万能オペレーターのA君と二人で、新人のM君にトラクターの運転方法を教えました。現場は藤谷40枚の田んぼで最も広い2反3畝(23a)のM君の田んぼです。
ほぼ長方形で縦40m、横が60mの広さですので舵切は楽ですし、ターンも余裕があります。初心者の運転にはもってこいです。
![画像に含まれている可能性があるもの:山、空、屋外、自然]()

A君がそれこそ手取り足取り教えてくれました。
キャビンの中に二人乗りして操作方法とターン、コース取りなどを丁寧に教えてくれました。年もそれほど離れていませんからやり易いと思いました。

田んぼの端と、ぬかるみだけは私が補正しましたが、まずまずの初体験です。
もう一枚、車庫近くのM君の田んぼではA君もトラクターを降りて、独り立ち!でもやっぱり一人で次から次へと操作をつなぐのは難しいようです。みんなで大笑いや照れ笑い。それでも何とか正午には彼の来年度の耕作予定地の田んぼ2枚、合わせて3反の秋耕を終えることができました。
明日はもう一人のM君です。日曜日にできない人にはウイークディにも講習して、来年度からの「自分の田んぼは自分で作業する。」という営農組合の方針を
2,3年のうちには全面的に完遂させたいと思います。
篠田有史さんのフィリピンの墓場を住処として健気に生きる兄弟たちを活写した写真展を見ている人たちです。![]()

午後には関市総合福祉会館3階で関市下之保出身の国際フォトジャーナリスト篠田有史さんと、開高健ノンフィクション賞受賞の工藤律子さんの講演会を聞きに行きました。
春に塚原館長さんにお話を持って行って以来、やっと順番が回ってきました。
ノンフィクションでフィールドが中南米・スペイン・フィリピンという日本でいまひとつ関心が薄い地域を背景にした講演なので、東京と違い、足を運んでくださる方がいらっしゃるかどうか大変心配しました。関市で、固く、縁遠い地域の話題ではなぁ。
でも館長さん、担当のSさんを始め図書館の方々のお力添えで40名を超える聴衆が集まってホッとしました。ありがとうございました。今後も、興味深そうなお話を図書館常連の方々に提供して下さるよう期待いたします。
話は「マイペース」でしたよ。
タレントや政治家と違い、淡々と話すので「盛り上がり」に欠けたと思います。篠田さんが言うように、日常の中の人々を客観的に見つめて取材・撮影するというのは、テレビ受け、聴衆受けするのをねらう根性とは根本的に違うのだな、と感じました。

今夜は彼の実家へ恵子さんとお邪魔して、工藤さんのスペイン語料理
をごちそうしてもらうことになりました。![]()

