午後に歯医者さんから帰ってしばらくするとロンが吠えました、「どなたかな?」
駐在さんでした。春までふれあいセンターの側の駐在所に勤務された安田さんは関警察署の刑事課に移られ、今は富野小学校5年生の児童の父ちゃんでもある江間巡査部長です。
前任者と同じくとても親しみやすい方ですが、いろいろな装備のついたヴェストに身を固め伸縮式の警棒を腰に下げて来られると、「ご面倒をおかけしました。」と両手を差し出す気分になります。
最近は何もやましいことはしていないはず。![]()


冗談はさておき、ご用件は「狩猟用のテッポウ所持についての調査でした。」
公務だし、公益・公安にかなうことだから書いてもよいと判断しました。
近くで狩猟免許を持って罠猟や獲物の解体などで地域に貢献されている若者がテッポウ所持の申請を出されたそうです。
その許可を与えるにあたって、当人は品行方正・志操堅固で間違ってもテッポウで事故や犯罪を引き起こす人物ではないことを、周りの多くの人に当たって多面的・客観的な意見を上にあげたい、という趣旨の訪問だったわけです。![]()

太鼓判を押しました。
興信所、探偵などの調査はいやですが、ことテッポウのこととなると協力しないわけにはいきません。彼には早くテッポウを持ってもらい、害獣駆除に活躍してほしいと大いに期待します。
半世紀昔の話ですが、母の実家の伯父さん(姉の夫)はテッポウ撃ちでした。猟期に行くと、「ついて来い。」と言ってテッポウを担いで山道をてくてく歩くのですが、撃ったところは見たことがありません。猟犬の鞭のような尻尾が枝に当たって血だらけになって可哀そうだったな、と覚えています。
その伯父がボール紙の薬きょうに火薬を詰め、小さな鉛玉を詰めて実包をつくるのがとてもおそがいけど興味深かったのも、江間さんの訪問で思い出しました。
それにしても半世紀前の伯父のこの行為、今では免許取り消しの所業でしょう。