美濃加茂市から和良村へ続く県道63号線、我が家から51km程で和良村の道の駅に着きました。しかし、民俗資料館に捕まって出られなくなってしまいました。
実に雑多に、時代も多岐にわたります。今号では統治と侵略がテーマです。

まずはほのぼのとした民俗資料。木製の狛犬です。赤いのは舌を出しています。
関ヶ原の戦いについての地図が興味深いです。郡上八幡でも戦いがあった?
上の図の左端が関ヶ原の戦いの布陣の模様、
下の図の右上が八幡、中央に稲葉山城。セキも見えていますが、記事はありません。
やっぱり学芸員に案内して頂かないと価値が分かりません。猫に小判。
関ヶ原の結果、このあたりの村々は江戸まで年貢米を運ぶ羽目になりました。
葬礼のほかには酒は一切飲むな、ご飯は一汁三菜にせよ、いやそれは不相応だからダメだぞ。そして税をちゃんと納めるんだぞ、、、てなことが書かれているのでしょうか。あぁ、自分で少しくらい読めたらなぁ、と悔しいのですが面白い。
満州事変の少し前、中国への侵略のため田舎でも精神動員がされました。
一旦戦争ともなれば、みんな「イケイケ」です。若者たちに知ってほしい、銃後の狂気。村長も村会議員も自治会長も青年団も小学校の教員もみな「イケイケ」
和良村は盆地状の豊かな土地柄、生産力もあって文化も高かったようです。
関市も、市役所に近郷近在の歴史的遺産を集大成した民俗資料館を作ったら、一市二町三村の老若男女がみんなで見に来て一体感が高まるでしょうね。ちゃんとした学芸員を配置すれば児童生徒が自主的に勉強に来ますよ。21世紀です。
もう一回、続く。