今朝は父を関中央病院に定期検診に連れて行きました。恒例の血液検査ではすべての数値が許容範囲内にあって、健康優良爺です。ただ足腰はさすがに衰えてきているので移動は大変です。
車を止めて玄関に行き、車いすを借りようとしたときに奥の自動ドアが開いて、ふっと視線を向けると、受付の脇にいて玄関ロビーや外来フロアー一帯に気を配っているベテランの女性がこちらを見ていました。この病院を訪れる人なら誰でも知っている方です。私も会えば会釈をしています。
車いすをフィットの助手席のドアのそばに止めて、父を下ろそうとしていると先ほどの女性が駆けつけてきて「川合博さん、おはようございます。」と明るく声をかけて、車いすに腰掛けた父を押して玄関へ入れてくれました。
受付を済ませ、血圧を測り、検査用の血液を採取して、5番の診察室まで移動してから、件の女性のところへ行きました。
「○○さん、先ほど私の父を名前で呼んで下さったのですが、」 「ずいぶん前からここに掛かっていらっしゃるので覚えていますよ。」
高級な料亭や旅館には優秀な下足番がいると聞いたことはありますが、病院でいわば下足番の位置にいて訪れる患者の加減を名前でチェックしている。当然全てが分かっている立派な方なのですが、行き届いた病院だと信頼できます。関中央病院の○○さん、ありがとうございました。![]()
