今日は朝7時からT君が田んぼを3枚起こしてくれました。水はけが悪くて後回しにしてあったのですが上手く起こしてくれました。
10時半から12時半まで2枚、1時半から6時までに残った7枚の田んぼをすべて起こしました。トラクターの爪が摩耗してしまい、時間だけがかかります。例によって自分の田んぼは後回しにしてありましたが、6時過ぎに終わるころには土が切れるだけで掘ってくれなくなりました。
それでも何とかこの工程は終了し、次は同じ25枚の田んぼたちの代掻きを5日から8日にかけてすることになっています。
とっぷり日が暮れるころ上空の空だけはまだ明るいようです。沈む太陽を追いかけるように羽田発広島行きのJAL機が長い飛行機雲を引いて、我が家の正面の山「ほとけやま」の木立をかすめて飛んで行きました。
トラクターのキャビンでNHKの「すっぴん」で最近、新刊『下り坂をゆるゆると下る』を出された平田オリザさんへのインタビューが聞こえてきました。残念ながら後半しか聞けなかったのですが、とても興味深く聞きました。
日本が分裂してしまい、議論が行われなくなってしまった。東京本位制ではなく世界水準の柔軟な考え方が必要だ。寅さんの主題歌をリクエストし、クレージーキャッツの歌も好きだなどうんちくある語りは共感することが多かったです。
平田さんは、故人の井上ひさしさんとともに、明日我が家にやって来る赤ちゃんの京都のGPのお友達とか。演劇の台本を書いて人間性を追究する人達の洞察力はすごいものです。