昨夜の降りっぷりから今朝はさぞや、と思いつつ見てみると薄化粧でした。暖かな日差しに掃かれるようにどんどん解けて行きます。
この田んぼがすっかり黒くなったころに出かけて、久しぶりに高沢観音へお詣りしてきました。
多宝塔から本堂奥の白山神社まで、ほとんど誰もご存じない小路があります。
檜皮葺の多宝塔の屋根には少し雪が残っています。
ムーンライトコンサートが行われる広場の脇の崖の上にある小路です。
少し行くと、だれもがカメラを構える灯篭の上方15mほどのところに撮影スポットが開けていました。こうしてみると本堂の大きさが屋根の広さから分かります。
白山神社の奥に“血の池”があります。
びっくり、きれいに整備されています。

なぜ血の池というのか。
小学校1年生の時遠足で訪れた時に和座ふみこ先生が千本ヒノキの下で話されたことは、、、、「両面宿儺が悪い龍を成敗したときにちぎれた首から流れ出た血が池となった。」というようなことだったと思います。
多良木まで流れ下る谷川を「血野川」と呼び、その沿岸の狭い谷を「血野」と呼ぶ。多宝塔以外は戦火?で焼失してしまい、現在の伽藍は再建されたものということと関係しているのでしょうね。
血野川の水源がこの池です。それが倒木や枯れ枝で荒れていたのを何方等がこのように整備し、清めて下さったのです。本当に有り難いことです。今後どのようになるのかも楽しみです。感謝、感謝。![]()

高沢山に登りましたが、残念ながら北の山々はみな雪雲の中でした。
ただ美濃市の最高峰、瓢ヶ岳だけはうっすらと雪を被っていつになくきれい。
一度登りましたが見晴らしは全くよくなくて残念な思いをしました。