学習塾の力と言えばズバリ「点数アップ度」
アルバイト講師として教えている中学生たちが中間テストの成績をもってきます。
この春から教えているうちの2人の中学3年生の成績、一人は従来よくて30点台だった英語の成績が53点、もう一人は同じく良くて30点手前だった数学の成績が62点だったと嬉しそうです。まだ成績の判明しない子もいて楽しみです。
2人とも4月の時点ではとても望めない成果ではあったでしょう。中間テストまでに自信を持たせ、入試までの勉強継続の意欲を引き出すことがこの間の課題だと思って頑張らせてきましたので、私自身大いにうれしいです。
ただし、これは現在学校で習っていることのテストであってもっと広い範囲の実力テスト、入試問題となると、中3のこの時期でこの得点だとまだまだ心配です。できないことが多すぎますから、学校の授業と自分の指導をいかに有機的に組み合わせて得点力につなげられるかが個人指導の面白みでもあります。
昨日コディさんの講演を聞きにお邪魔した関高校の生徒たちは、中学校の学業成績が地域の上位3割ほどエリートです。
しかし、中には伸びきってしまった子や、内申点が異常に高い子や、勉強のやり方が非効率の子たちがいてどんどん負けていきます。とても知能の高い子と学習塾で勉強の意義とやり方をしっかりと学んで自分の目標を持った子たちだけが目指す大学を受験できます。すべて好条件がそろうことが必要です。そこにわずかですが武義高校などの生徒が食い入る隙があります。
複雑な家庭環境や親の人生観と教育観と余裕の無さによってずいぶん損をしている子がいることを目の当たりにしていると、進学というのはハンディキャップを背負ったら初めから勝負にならないなとも思います。
自分の指導方針がうまくいけば面白い、なんて考え方は不謹慎なのかもしれません。でも生徒の力を効率的に集中させて成績を上げていくのはやはり面白いものです。条件的に不利な子たちの自信をさせられたら塾講師冥利に尽きます。
今日は岐阜のホテルで岐阜県私塾連盟の昼食会。
帰り道は長良川沿いをさかのぼってきました。写真は、津保川が長良川へ合流したところ、津保川流域の田んぼからの泥濁りが分かります。
