今朝は10時に少し遅れて議会の傍聴席に着きました。13番目の傍聴者でした。私と同時に退席してしまった人がほとんどでしたから、猿渡議員の質問を聞きに来た人たちでしょう。
昨日の尾関けんじ市長の「新しい都市開発計画の決定に伴って課税するのは合併協議や当時の武芸川町の調印、議会の承認からして、今回の課税は約束通り。」との鵜飼議員の質問に対する答弁で決着しているように思いますが、猿渡議員の論調も興味があって出かけました。
猿渡議員の質問に特に新しい切り口はないな、と感じ始めた質問時間の残り時間が15分くらいのところでハプニングです。
山下市長公室長が挙手して、副議長の波多野さんの指名を受けて答弁しようとするのを遮るように尾関市長が答弁に立ちました。そして上の赤字の部分を繰り返しました。今日の傍聴者に対するサービスかな、と思って聞いていました。
それでも猿渡議員が合併協議時期の経緯についてさらに突っ込んだ質問をしました。聞きようによっては何らかの非公式なことがあったのではないのか、というニュアンスがあります。そして答弁を求めました。
山下室長が挙手して副議長が指名しようとした?時に、またしても尾関市長が立って「本気で聞いているのか?」と凄んでいます。議場で議員に問い返すことは議会のルール違反ですから、これは答弁です。答弁の冒頭に「本気で聞いているのか?」ということは大いに問題です。
さらに聞かれてもいないことを長々と演説し続けました。議員時代にこの課題があることは知ってはいたが、さほど問題視していなかったと自省の弁。(初めて知りました。)次に6月議会でも説明された①水道料金の値上げ②国民健康保険税の値上げ③ゴミ袋の有料化という課題があって、この問題が後回しになってしまったこと。やっと気が済んだふうに着席されました。
猿渡議員は「答弁して頂けませんでした。」と発言しました。
私はこのやり取りを目の当たりにして、議長はなぜ市長の発言が答弁になっていないことを指摘して発言を止めさせないのかな、と歯がゆい思いでした。
猿渡議員が何を指摘してどう質問するかは、彼の責任において、議員として当然の権利です。馬鹿げたことを言えば自滅するのですから市長は黙って言わせておけばよかったのです。それをルールを無視して、あのように威圧してしまうと、「なにかあるな。」と思わせてしまうのではないでしょうか。
武芸川町地域に対する都市計画税の課税は当然です。合併協議からの経緯に関わらずもっと早く課税すべきでした。
市長の本件についての考え方も3回聞かせられてよく分かりました。
あとは、富野が納めた少なくとも10億円相当の都市計画税について、富野における都市計画事業を起こして受益を実現すべきです。富野の住民がこの権利を自覚して隅々から声を上げて、有意義な事業を実現させるようにしたいです。

本を読んで食器を洗おうとしてPCのフェースブック経由で尾関けんじ市長のブログー日刊オゼ☆ケン通信を読むと、私が見た場面の当事者の気持ちを書いておられます。また勝手にコピペさせてもらいます。
一部書き抜きにつき、詳しくは日刊オゼ☆ケン通信をご自分でお読みください。
武芸川町で、岐阜市と合併・関市と合併・単独の道を選択する住民投票を行った際の資料を確認していますが、岐阜市と関市の比較表の中で、都市計画税について関市では0.3%の税率であることが明記され、その時点での合併協議会(武芸川町未加入)の都市計画税に関する文章も同じ資料にしっかりと書かれています。
武芸川町が吸収合併でなくなるという、半世紀に一度あるかないかの大きな最終的な合併協定書の調印は、武芸川町自らの意志で行ったに他なりません。
いつも不思議に思うのですが、議会の質問でも自治連武芸川支部や商工会有志の方からの要望の場において、合併に至るまでや合併時の武芸川町について何も言及はありません。
関市としても反省するところもあり責任逃れをするつもりはないですし、武芸川地域の皆さんのお気持ちも十分に理解できるのですが、繰り返しとなりますがこの問題の根本、議論の起点がどこにあるか、ということは認識をしていただきたい、と思います。 (私も賛成です。多くの納税者もこの線で納得されるのではないかな。)
猿渡議員は市長の挑発?に乗られなかったし、ブログも休眠状態のため、どう思っていらっしゃるかは分かりません。 しかし、言い分はあるでしょうね。
本会議における武芸川町地区の都市計画税課税に関する条例改正案への質疑応答は終わりました。あとは委員会審議と議会最終日の採決ということになるのでしょう。
私は早くこの条例案が可決されて、武芸川町地区の方々にも旧関市民と同じ税負担をしてほしい、と思います。
いっぽう議会の傍聴をして、都市計画税の時代背景や使途について関市当局と関市議会が長期的視野に立って真摯に話し合って、新しい税制を採ることもあってもよいのではないかと思うようになっています。
くどいですが、富野も都市計画区域です。納税した都市計画税相当の都市計画事業ーたんに富野住民のためでなくてよい・市街地の方々の利用可能な、全市民に喜ばれる事業を富野で計画したいです。